その記念すべき偉業を成し遂げた人物こそ、ムラマツフルートの創始者である名工、故・村松孝一です。
ひたすらフルートを愛し、フルート作りに生涯をかけたこの一人のパイオニアの情熱は、そのまま今日までムラマツフルートの基本姿勢として生きつづけています。
「笛作りの合間には笛を吹け。笛を吹けなければ演奏家のあらゆる要求に応えることはできない。」という創始者の精神を受け継ぎ、玄人はだしの演奏の腕を持った研究陣や製作陣による徹底した研究、開発、試作、検討のくりかえし・・・・。
常に最高品のみを追求せずにはいられない頑固なまでの一徹さ。そして、何よりもフルートと、フルートを愛する人たちへの心からの愛情があるからこそ、世界中のフルーティストからの熱い期待と信頼が寄せられているのです。
創始者からの長い地道な努力の成果は、ムラマツフルートの一本一本に着実に実を結んでおり、日本はもちろん、世界の著名なフルーティストはもとより、オーレル・ニコレ、ジェームス・ゴールウェイといったソリストから、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルをはじめとする世界中の著名なオーケストラプレイヤーに選ばれ、名実ともに最高の評価を受けています。
そして、世界各国で、日本の“MURAMATSU”の愛用者は年を追うごとに増えつづけています。
現代フルートの考案者、テオバルト・ベーム没後100年を記念し、現在の最も優れたベーム式フルートのひとつとして、ベーム生誕の地、ミュンヘン市立楽器博物館に永久保存されるという栄光に浴することができたのも、高品質に裏付けされた確かな信頼の証といってもよいでしょう。
ムラマツフルートは、こうした評価を謙虚に受けとめ、さらに新しい感性と科学的な考察を加え、納得のいく製品を作りつづけ、世界中のフルーティストの期待に応えていきたいと願っています。 |