ムラマツを訪れたフルーティスト

クラウディア・シュタイン Claudia Stein
トーマス・リヒター Thomas Richter 
クリスティアーネ・ヴァイゼ Christiane Weise
アリーナ・ガブリエル
 Alina Gabriel
(ベルリン国立歌劇場オーケストラ )
2002年1月25日


約1ヶ月の長期公演で東京に滞在中のメンバーが遊びに来てくれました。以下は工場訪問記です。

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 工場訪問記

伝統のある歌劇場として世界的に有名なシュターツカペレ・ベルリンは、2002年の1月から2月にかけて、バレンボイムの指揮の下で横浜と東京の2ヶ所で長期公演を行ない、多くの聴衆を魅了したことはまだ耳新しいことです。そのシュターツカペレ・ベルリンの重厚なサウンドに聞き入ってしまった方も皆さんの中にも沢山いらっしゃると思います。

そのオーケストラのソロ・フルーティストであるクラウディア・シュタイン(Claudia Stein)さんは、前回(1997年)に来日の際、新宿店でいろいろなモデルを試奏し、18Kゴールドをコンサートで試してみたいのでしばらく貸してほしいと言うので、一週間ほど日本滞在中に18Kをお貸ししました。そしてシュタインさんがオーケストラの中でその18Kを吹くと、オーケストラが更に素晴らしい響きに変わったので、指揮者のバレンボイムさんからその18Kの音色を絶賛されたそうです。それ以来ずっと18Kゴールドを大変気に入って吹いています。

今回2月6日にシュタインさんと他のメンバー3人の待望の工場訪問が実現しました。メンバーはクラウディア・シュタイン(Claudia Stein)、クリスティアネ・ヴァイゼ(Christiane Weise)、アリーナ・ガブリエル(Alina Gabriel)、トーマス・リヒター(Thomas Richter)の4名で、全員ムラマツを吹いています。工場では、素管からフルートという楽器に変わっていく様を真剣に見学し、沢山の質問をし、見学終了後は最新のフルートをじっくり試奏していました。最後にEXモデルを吹いて、「これがステューデント・モデルなの?オーケストラで吹いても問題ないわ!」と驚いていました。今後はオーケストラでDNモデルを購入する予定だそうです。

工場の各現場の作業は、それぞれが熟練を積んだ職人によって為され、一本のフルートに仕上がっていくのです。冗談で「これらの作業を見て、これからフルートを作りたいなんて言わないでください。」と言うと、「とんでもない。ステューデント・モデルから全てのモデルがハンドメイドで作られていることには大変驚いています。称賛を贈りたい。私たちはこの素晴らしいフルートに負けない演奏をしていくわ。」と語ってくれました。

私たちはシュタインさんのように、ムラマツを吹いてオーケストラの響きが良くなった、と言われたケースが他にもいくつかありました。その演奏者の芸術性とそれを裏付けるテクニックが、私たちのフルートを最大限に生かしてくれた結果において、オーケストラの他の奏者たちにもその音色が影響し、全体の響きが変わっていく様を何回か経験してきました。だからこそ、私たちのしていることの重要性を更に胆に銘じて、音の仕事にたずさわる一人として、更に皆さんに貢献できるようにこれからも努力していきたいと思っています。

ショップ・マネージャー
川島 勉



in the factory photo

工場での試奏

weise gabriel stein richter photo

左から クリスティアーネ・ヴァイゼ、アリーナ・ガブリエル、
クラウディア・シュタイン、 トーマス・リヒター の皆さん