キラキラと輝く見た目に心を奪われ、9歳のときに初めてフルートに触れました。 どんな音が出るのだろうと、ドキドキしながら楽器に息を吹き込んだときに出た音は、ひよこのようなクリーム色で、とても温かい気持ちになり、その日からフルートが大好きになりました。
私が大切にしているものの一つに、「音色」があります。
字からもわかりますが、「音」は様々な「色」を持っています。そして私たちの思い通りに彩ることもできます。
フルートの場合、身体や息の使い方によって何種類もの色を使い分けますが、音色の本質は、その人の個性(生き方だったり、環境、経験や知識、性質、感情など)から生まれるものだと考えています。
ですから、一人ひとりの持っている音色は世界にひとつだけの宝です。

あなただけの音色で、大きなキャンバスに絵を描くように、色彩豊かな音楽を奏でてみませんか?きっと目の前には、風や香りなど空気までを感じることのできる新しい世界が広がることでしょう。