子供の時から、両親が聴いていた音楽で育ち、音楽を奏でることに憧れ、ピアノから木の笛、そしてフルートの今に至っています。

留学中の生活や、作曲家たちと同じ言葉での直接のレッスンは、私に多くのものを与えてくれました。
また留学生活の中で得た知識や、友人たちとの交流を通して、感性が磨かれ変化してきたとも思います。

音楽には人を変える力があるようです。

まだ私にも何がそうさせるのかはわかりません。いまだに試行錯誤し、模索をしながら、この音楽を味わっています。

フルートを吹く上で、アンブシュアや息の入れ方など技術の向上はもちろん必要不可欠です。
ですが、それだけではなく、その向こう側にある音楽の深いところを堪能していきたいと思います。

「舞台に立って、人前で音楽をすることを恐れるな。」
臆病だった学生の私に、そう伝えてくれた恩師がいます。
そのあとこうも仰ってくださいました。
「楽しんで、音楽に浸ってらっしゃい。」