スヴィーテン男爵

オーストリア皇帝に仕え、外交官や宮廷図書館長、書籍検閲委員長などを歴任した。音楽愛好家で、のちのウィーン楽友協会の前身の音楽協会を設立したり、バッハやヘンデルの楽譜を多数収集しただけでなく、自宅で演奏会を開いて、モーツァルトのみでなく、ハイドンやベートーヴェンにもバロック音楽を紹介した。1770年から1777年まで、駐プロイセン大使としてベルリンに滞在した時には、フリードリッヒ大王に仕えていた、大バッハの次男C.Ph.E.バッハとも知り合った。