サン=サーンスは、若手の作曲家が奨励されず、器楽曲を発表する機会すら与えられないフランスの状況を憂い「国民音楽協会」を設立します。
発足に際して「既に出版されたか否かは不問とするが、現在生きているフランスの作曲家の作品に限定」「友愛的に、献身的にお互いを助け合うこと」などが確認され、1871年2月25日に設立されます。