非公式の再演は生前に幾度も重ねられていますが、1886年3月25日にエミール・ルモワーヌが主宰するトランペット協会での再演が知られています。
ヴィアルドは、先に再演を果たしたルモワーヌに対し協力を仰ぎ、急遽決まった公演の準備に奔走しますが、そのやり取りが記された手紙が残されています。しかし肝心のリストは多忙の為4月2日の再演に立ち会えなかったという説があります。そうであるとすれば、ヴィアルドとサン=サーンスはさぞかし落胆したことでしょう。