フランスの音楽家ルブークとクルディムには、なんら関わりが無い様です(それを裏付ける資料をみつけることが出来ませんでした)。
サン=サーンスより13歳年上のルブークはパリ音楽院の和声科こそ2度目の挑戦でプルミエ・プリを取りましたが、フーガは次点第1位、チェロにおいては2位で修了していますので、音楽家としてはぱっとしない人物であったようです。ルブークが本領発揮したのは企画力であり、自宅のサロンや様々な演奏会をプロデュースすることによって名を馳せました。

サン=サーンスとの関係ですが、1859年2月17日に開催されたルブークのコンサート・シリーズに、ピアニストとして出演しています。この公演が2人の関係を裏付ける最古の資料でしたが、少なくともサン=サーンス23歳時(ルブーク37歳)には交流があったようです。