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| 新井 力夫 |
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あらい りきお |
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国立音楽大学卒業。吉田雅夫氏に師事。デットモルト北西ドイツ国立音楽大学へ留学。P.マイゼン氏に師事。ドイツのトリアー市立劇場のソロフルーティストを経て1981年までミュンヘンのバイエルン国立ゲルトナープラッツ劇場のソロフルーティスト。
帰国後、この経験を踏まえ声楽と器楽(歌とフルート)につ いて興味を持ち続けている。フルーティストとしてP.マイゼン氏を、作曲家としてW.A..モーツァルトを尊敬 してやまない。
「モーツァルトのソナタ」と「フルートによるオペラ・アリア」のCDをリリース。フルート音楽研究会会員。横浜音楽文化協会常任幹事。
ムラマツ・フルート・レッスン・センター長。
フルートを吹く楽しみとは何でしょうか?
何故フルートを吹こうと思うのでしょうか?私は第一に、口から吹いた息で音を出す快さ、と思っています。
人は誰でも何も意識することなく呼吸をしています。そのまったく自然な作業をそのまま応用して音を出す、これは本人が気がつかなくとも、健康上また精神衛生上きっと快さをもたらしている筈です。その快さ、がフルートを吹く楽しみの第一だと思っています。
そしてその音を使って「舞踊(リズム)」と「うた」に参加すること、これが第二の楽しみだと思っています。
若者たちがあの強烈なリズムに酔って、止めようもなく体を動かす、いわゆるクラシック音楽にも当然リズムがあります。強烈なリズムではないかもしれませんが、体が自然に動いてくるようなリズムはあるのです。(強烈なリズムでないせいか、残念ながらこの事は忘れられがちですが)。
人の体には本来リズムを感じさせる動きが数多くあります。呼吸も、心臓の鼓動も脈拍も、一般に、あるリズムに合わせて体を動かす方が自然で疲れにくく快くもあるのです。それが「舞踊」になっていったわけです。その舞踊曲をフルートで演奏すると、音楽と体のリズムとが合い、快さを感じさせるようになります。
最後に「うた」ですが、人は大昔から、様々な感情を「うた」に託してきました。生まれいずる喜び、や愛の喜び、あるいは病や死に対する恐れや、悲しみは嘆きのうたになり、祈りにもなったのでしょう。これは時代が変わっても常に変わらない、人の自然な欲求です。
自然な体の表現である「舞踊」と感情の率直な表現である「うた」、それを最も自然な呼吸、を通して演奏する、それがフルートを吹く楽しみだと考えています。
私は自分の演奏にも、レッスンにもこの事を目標にしてきましたし、これからもそれを忘れずに続けて行くつもりです。 |
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