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| 紫園 香 |
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しおん かおり |
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東京芸術大学卒業。同大学院修了。第7回「万里の長城杯」国際コンクール入賞。NHK洋楽オーディションにソロと室内楽部門で入選。以来FM・TV、テレビ東京に度々出演。1985年以来、外務省招聘等により海外13ヶ国でリサイタルを開催。国内でも全国主要ホールにおいて公演多数。皇居桃華楽堂にて御前演奏。2002年国際ハープコングレスにソリストとして招聘される。。スイス放送録音。CD「アヴェ・マリア」「リゴレット・ファンタジー」「メディテーション」「ヴォイス」「ブレス・ユー・・」の5枚を発売中。音楽専門誌に対談・誌上レッスン・エッセイ等連載多数。
現在、文化学院特別講座、ユーオーディア・アカデミー、ムラマツ・フルート・レッスン・センター各講師。「香笛の会」主宰。フルートオーケストラ「ムジカ・フィオーレ」コンサート・マスター。
フルート・レッスンについて
「感動した時に、人間は自分自身になれる」・・・・
大学の頃読んだ芸術学の本の一節が、忘れられません。
初めてお弟子さんのレッスンをするようになってから、早20年以上の月日が流れたわけですね。(信じられない!)思い出す生徒さん達の笑顔・笑顔・笑顔・・・。時には、神妙な顔・半べその顔・緊張した顔・困った顔・思ったように出来なくて自分に(あるいはもしかして、この私に?)怒った顔・恥ずかしそうな顔・・・さまざまなシーンが思い出されます。とにかく忘れられないのが、満足の笑顔。出来なかったことが出来るようになった時や、どんな小さなことでも頭ではなく、全身で自分なりに理解できた時に皆が見せてくれた、あのすばらしい笑顔で。あの輝く笑顔を見ると、本当の「その人」に出会えた気がして、私も深い感動を覚えます。
レッスンをする時最も工夫が必要なのは、「階段」の敷き方です。基礎奏法・スケール・エチュード・曲・ボディエクセサイズ・etc.・・・それらを個人の問題と鑑みて組み合わせるのは楽しい作業ではあります。レッスンの内容はプロ・アマを問わず、お教えすることは同じです。違うのは「持ち時間」だけです。プロを目指す方には受験・オーディション・コンクールなどの「期限」がついて回るので、目標に合わせて階段をキツメに設定せざるを得ません。が、趣味の方は各自のペースに合わせてなだらかな階段を設定することができます。しかし目指す質は高いのですから、持久力が必要です。どちらにしても、それぞれの階段を1ツ昇れた時には、盛大な「拍手」をすることが大事です。私の役目は「階段」の設定と、「拍手」だと思っています。皆さん「自分で歩く力」が充分おありなので、それを「邪魔しない」のも大切なポイントだとっています。もちろん時々軌道修正は必要ですが。それと同時に大切なのが、「人間的ふれあい」でしょうか・・・。
私事ですが、現在私は子育て真っ最中です。色々試行錯誤の毎日ではありますが、此の頃考えるに、人間が育つには「生長」と「成長」の2種類が必要だということです。「生長」は生物的に育つ事で、身体は適度な栄養と時間で自然に大きくなります。しかし心の「成長」の方はなかなか先読みできず、親と子のピンポン球のようなやりとりの中から段々生まれて来る、未知数のもののようです。この「ピンポン球のようなやりとり」というのが、子供の心の成長にとってはとても重要です。子育てとレッスンとは違いますが、人間の基本的な「成長」には「ふれあい」が必要なことは確かなようです。40分のレッスンですからアッという間に終わってしまいますが、その中でもなるべく笑いがあるように心がけています。バカ話をする必然性がここにあるわけですが、これって「地」でしょうか。「先生」といっても所詮、人間は不完全なものですが、少しでも高みを目指して勉強を続けていく姿勢だけは、決して失ってはならないと肝に銘じています。とりわけ、身体全体も楽器としてもっともっと機能するようにヨガ・太極拳・呼吸法を取り入れた、独自のメソードも開発中です。
自分の息吹で、宇宙と一体になって自分だけの「響き」を生みながら音楽できるなんて、人生至福の時じゃあありませんか!
すてきな創造と出会いの時を、ご一緒に楽しみたいと願っています。 |
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