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| 庄田 奏美 |
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しょうだ かなみ |
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ウィーン国立音楽大学卒業。カラヤン財団ベルリンフィルハーモニー管弦楽団オーケストラアカデミー修了後、契約団員として同楽団在籍。他にも、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場、マーラー室内管弦楽団、シンガポールシンフォニーオーケストラなどに出演。これまでに、西田直孝、W.シュルツ、A.ブラウ、H.W.デュンシェーデの諸氏に師事。2006年2月帰国。
高校卒業後、山口の片田舎からいきなりウィーンという生粋の音楽畑に放り出された私を待っていたのは、シュルツ門下の才能溢れる若き音楽家達でした。努力しても乗り越えられない言葉の壁や生活習慣の違い、「自然に吹く」という概念を「不自然な分析」によってしか得られないジレンマに悩んだ時にいつも勇気を奮い立たせてくれたのは、当時私の教えていた、趣味でフルートを吹いている熱心な生徒さん達でした。
大学を卒業して、それまで全くプロオーケストラでの経験のなかった私は、しばらくの間ベルリンフィルの目まぐるしい本番をこなすだけで精一杯な毎日を送っていました。すっかり演奏会に足を運ぶことも無くなってしまっていましたが、たまたま興味本位で、日本のとある一般大学オーケストラのベルリン公演を聴きに行き、そこでその音楽に対するひたむきで純粋な愛情に衝撃を受けました。
12年の海外生活を通してつくづくフルートを吹くことと外国語をしゃべることは似ているなぁと思います。
- その響きに憧れて、手をつけてみようかと一歩を踏み出す。
- しゃべりたい時に、思うように言葉が出てこないから勉強しようと思う。
- 単語が増えて、ある程度コミュニケーションが取れる楽しみを覚えると、文法を学ぼうとする意欲が湧いてくる。
- 間違った言い回しを繰り返し、時には恥をかくこともあるけれど、繰り返しているうちに段々と使い方が身についてくる。
- 思い通りに意思の疎通が図れないばかりか、文化の違いに面喰うこともあるけれど、楽しい時間を共有したいという思いに押されて、やはり勉強しようという気力が沸いてくる。
正しくしゃべれるに越したことはないけれど、私は「何かを伝えたい」という心を大切にしたいと思っています。 |
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