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没後100年特別企画サン=サーンス


第2回 〜夜明け〜

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サン=サーンス 初めての挫折と冒険

1851年、パリ音楽院オルガン科プルミエ・プリを受賞し卒業すると、翌年ローマ賞に挑戦します。ローマ賞は大賞を受賞すると2年間ローマに留学を許可される作曲家にとっての登竜門ですが、結局サン=サーンスはいかなる賞も取ることができず、人生初の挫折を味わうこととなりました。雪辱を期し次にローマ賞に挑戦するのが12年後の1864年ですから、この挫折がサン=サーンスに非常に大きなインパクトを与えたことが想像できます。

1852年、17歳のサン=サーンスはサン・メリ教会のオルガニストとして活動を始めますが、翌1853年12月18日『交響曲第1番 変ホ長調 作品2』をセゲールの指揮、聖セシリア協会のパリ公演で発表します。

サン=サーンスはこれを「冒険」と述べていますが、作品の提出にあたり、もしフランス人であり未だ無名の自身の名前が作品に記されていれば、日の目を見るまでもなく委員会で不採択にされてしまいます。そのためサン=サーンスに好意的なセゲールは一計を案じ「ドイツから送られてきた作者不明の作品」として受理することにより、無事初演まで漕ぎ付けることができたのです。

シャルル・グノー
(1818-1893)

リハーサルには、既に旧知の仲であったベルリオーズとグノーが居ましたが、まるで巨匠が書いたかのような堂々としたこの作品を聴くなり、これはただ事ではないと察し、この作品について真剣に議論を始めました。この時点ではまだ謎の作品ということですから、サン=サーンスは2人の会話を第3者的な立場で耳にしていたことになります。この時のサン=サーンスの心境、如何ばかりであったでしょうか... 公演は大成功を収め、聴衆に若きフランス人サン=サーンスの作品であることが告げられました。その瞬間、客席に居るベルリオーズとグノーは恐らくこう叫んだと思われます。「お前か!!」と。

劇的な初演となりましたが、その翌日、興奮冷めやらぬ先輩格のグノーから「あの場所に立ち会えた喜びをもう一度あなたに伝えたい。あなたは1853年12月18日の日曜日、偉大な巨匠となることがあなたに義務付けられたことを記憶してください。あなたの忠実なる友 Ch.グノー」という熱烈な手紙が届きます。

この『交響曲第1番』は現在も聴くことができます。どことなくシューマンやメンデルスゾーン風でありドイツの模倣ということは否めませんが、1853年時点でフランス人がこのような本格的な交響曲を発表すること自体が挑戦的であり、グノーはそこを称賛したのだと思います。手紙を送ったグノー自身も翌1854年、36歳にして初の交響曲を発表しますが、更にそのグノーの作品に感銘を受けた16歳のビゼーもまた、翌1855年に交響曲を作曲しこれに続きます。

長らく不毛であったフランス人による交響曲は、サン=サーンスが口火を切ったといえます。

その後続けてサン=サーンスは、1856年にフランス・ボルドーの聖セシル協会作曲コンクールに『首都ローマ』と副題が付く交響曲で応募し優勝します。この作品になぜ「ローマ」という副題を付けたかについては言及がありませんが、恐らくローマ大賞落選に対する雪辱の意図が想定されます。この交響曲は翌1857年2月にパリで初演され、その後6月10日ボルドーで自身の指揮による再演が行われます。

ワインの一大産地であるこのボルドーは、近代フルートの父ポール・タファネルの出生地でもあります。サン=サーンスがボルドーを訪れた年の1月には、既に12歳のタファネルがデビュー公演で2曲のオペラ・ファンタジーを演奏し、新聞紙上を賑わしていました。この時、2人の出会いがあったか否かについては、双方の言葉として残されていない為定かではありませんが、その後、サン=サーンスとタファネルは、生涯にわたっての重要な演奏パートナーとなります。

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