収録内容
ヴェンドリンク | コンチェルティーノ ト長調 | Ftr.Vn.Va.Vc | 小川 隆 |
ヴェンドリンク | フルート・ソナタ ニ長調 | Ftr.Bc(Vc.Cemb) | 小川 隆 |
ヴェンドリンク | コンチェルティーノ ホ短調 | Ftr.Vn.Va.Vc | 小川 隆 |
ヴェンドリンク | ソナタ ニ長調 | Ftr.Vn.Va.Vc.Cemb | 小川 隆 |
ヴェンドリンク | フルート三重奏曲 変ホ長調 | Ftr.Vn.Vc | 小川 隆 |
ヴェンドリンク | フルート協奏曲 ト長調 | Ftr.Storch | 小川 隆 |
解説
ヨハン・バプティスト・ヴェンドリンクは、モーツァルトのフルート協奏曲を語る時に必ず出てくる名前です。1777年、ザルツブルクからパリに向かう途中マンハイムに立ち寄ったモーツァルトは、同地の宮廷楽団のフルート奏者ヴェンドリンクと知り合い、彼の紹介で”インド人”ドゥジャンのためにフルート協奏曲と四重奏曲を提供することになったのです。フルートを愛したマンハイムの領主カール・テオドールのフルートの先生でもあったヴェンドリンクはその後も長くモーツァルトと付き合うことになりますが、これまで彼の作品は、名前が知られている割にはあまり紹介されてきませんでした。このCDは、そんな穴を埋める格好の録音です。ソナタから協奏曲まで、様々な編成のフルート作品を集めたばかりでなく、ブリュッヘンの「18世紀オーケストラ」やヘルヴェーヘの「シャンゼリゼ・オーケストラ」で活躍する小川 隆氏を中心とするメンバーによるピリオド楽器での演奏です。同じオーケストラでの共演も多い奏者たちによる親密なアンサンブルは傾聴に値します。さらにテルツェットを除く5曲には通奏低音を付け、そのチェンバロは、ピリオド楽器の世界ではお馴染のベルギーのクラリネット奏者・指揮者のギー・ファン・ヴァースがあたっているという話題満載のCDです。ニュース
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