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ドップラーの室内楽としては、2本のフルートとピアノによる幾つかの超技巧的変奏二重奏曲が有名ですが、フルートにホルンを加えた編成で牧歌風に自然美を描いた「夜想曲 Op.19」(Fl.Vn.Hr.Pf.)、「森の小鳥 Op.21」(Fl.4Hn.)及びこの「リギの思い出 Op.34」も知られています。この曲は序奏部と主部で構成され、序奏部の導入部は小鳥のさえずる様子をフルートがトリルで美しく歌います。自由なカデンツァを経て、序奏主題をホルンが奏で、続いてフルートとホルンで牧歌と小鳥の饗宴となります。主部の情熱的な主題は、T.ベーム編曲(2Fl.Pf.)によるメンデルスゾーンの無言歌「秋の歌 Op.63-4」を連想させます。後半になるとホルンが美しい響きで牧歌を歌い、鳥が飛び交い、さえずる様子をフルートが奏でる中、鐘の音(Glocken.)が愛らしく「こだま」して、静かに田園詩を閉じます。“Rigi”とはスイスのルツェルンの東方に望むリギ山のことで、風光明媚なアルプスの牧歌を描写した作品です。スタッフより
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