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H.ゲンツマー (1909- ) はブレーメン近郊ブルメンタール生まれのドイツ現代作曲家です。彼は後にフライブルクやミュンヘンの音楽大学で作曲教授を歴任し、その作品は多岐にわたり、オペラを除くあらゆるジャンルの作品を手掛けました。その膨大な作品の多くはアマチュアや学生のために作曲されており、親しみやすい音楽になっています。フルート作品は特に協奏曲では、No.1 (1954)、No.2 (1955)、フルート・ソナタではNo.1 [Fl & Pf (1940) ]、No.2 [2Fl (1944) ] で、それに種々の編成による室内楽が知られています。この 『三重奏曲 (1990) 』 は彼の創作期の晩年に当る最近の作品でありますが、その音楽は、師であるP.ヒンデミットの作風を引き継ぎ、ドイツ後期ロマン派の伝統的な書法を固守し た厳格な作品となっています。全5楽章からなる上級演奏会用の三重奏曲であり、各楽章の随所に師匠の 「フルート・ソナタ」 を思い起こさせる (連続、累積4、5度の動機) が現れるのが大変に魅力的です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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