解説
ビゼーの『カルメン 第1組曲』全5曲(順不同)に同『第2組曲』より「ハバネラ」を加えて、モラゲス五重奏団のD.ワルターが原調のまま木管五重奏に編曲した楽譜です。I.「イントロダクション」は「アラゴネーズ」で知られる情熱的で色彩豊なスペインの舞踏で、哀愁おびた旋律[Ob.]が美しく舞います。II.「ハバネラ」はカルメンがホセを誘惑する場面で「恋は野の鳥」がハバネラのリズムに乗って魅惑的に[Fl.]歌われます。III.「セギディーリャ」は町はずれの酒場で「セギディリャ」を踊り、歌ってホセを誘惑し、遂に負ける場面です。IV.「アルカラの竜騎兵」は[Fg.]が主題を奏で、歌劇の中ではホセがでこの曲を口ずさみます。V.「間奏曲」は、元は「アルルの女」のために書かれた美しい牧歌的旋律を[Fl.]が奏で、後に[Eh.Cl.Hr.Fg.]が模倣します。VI.「闘牛士の歌」は冒頭の有名な「前奏曲」で、歌劇中では第4幕の「闘牛士達の行進」と「闘牛士の歌」が華やかに吹奏されます。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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