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ドゥメルスマンは、1833年にフランスのHondschooteに生れ、パリで活躍したフルーティスト、作曲家でした。彼は、J.L.テュルーに学び、パリを舞台に活躍しましたが、33歳という若さで亡くなっています。ドゥメルスマンの眩いばかりの名人技と恐ろしく速いダブル・タンギングはパリの聴衆から 「フルートのサラサーテ」 「フランスのニコルソン」 ともてはやされました。当時、パリ音楽院教授であったJ.ドーリュスが、ベーム式フルートを取り入れた人物でしたが、ドゥメルスマンは、彼と同調せずに、テュルー同様円錐管の旧式8キーのフルートに固執し続けました。ソロ、又は、ファンタジーと題された多くの作品を残していますが、何と言っても、この 「演奏会用ソロ 第6番」 作品82が一番よく取り上げられる作品です。大きく3つの部分に分かれ、フルートの力強さを表現する第1部分、ナポリの歌を模した第2部分、フィナーレのサルタレロのリズムに乗った部分へと続きます。M.モイーズは、この部分とイベールのコンチェルト第3楽章のリズムとの共通性を挙げていました。(解説/三上明子)ニュース
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