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現代フランスの代表的な作曲家の一人、アンリ・デュティユーの二十代の作品です。この 「ソナチネ」 は、1943年のパリ音楽院卒業試験のために作曲されましたが、デュティユーの主流の作品として高く評価されています。第一楽章アレグレットは、8分の7拍子の内訳が、4・3 / 3・4と変換することによって微妙なスイングが生み出されています。このリズムの上に乗って流麗なメロディーが均衡を保って歌われます。この曲に関しては、和声の優雅さを表現するために、特にフルーティストとピアニストの音色に関する感性が要求されると思います。第二楽章はアンダンテ。テーマが次第に発展してゆく過程が見事に書かれています。第三楽章は、ピアノのソロから始まりますが、スピードに任せた一本調子ではなく、立体的な演奏ができるとよいでしょう。続くフルートパートは軽やかな音楽を繰り広げます。短いカデンツァを挟んで、夢幻を感じさせるカデンツァから終結へ向けての設定は、極めて効果的です。(解説/三上明子)ニュース
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