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レイモン・ギヨー氏の2001年の新作 『カンヴァセイション(会話)』 はトレヴァー・ワイ氏に捧げられた作品です。3楽章構成のジャズ風の曲で、彼のデビュー作 『ディヴェルティメント・ジャズ [3Fl.AFl.] (1989) 』 に続く第2弾のジャズ・アンサンブルとして位置付けられます。今回はバス・フルートを加えることにより音域が拡大され、楽器編成の工夫で、より明確に上声部と低声部との 「会話・対話」 という形が具体化されています。第3フルートを軸にした高声部と低声部の形を基本に、色々な組み合わせ方と対比が鮮明になりました。第1楽章はコミカルなリズムと跳躍旋律で哀愁を語り合います。第2楽章は4ビートの古めかしいスイングを表現したバウンス・リズムが特徴で、ゆったりとした上下の対話が美しく響きます。第3楽章は終始一貫して第1・第2フルートが対話し、他のパートは沈黙し和声付けに専念し続け、やがて曲を閉じます。(解説/佐野悦郎)ニュース
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