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ゴーベールはパリ音楽院でタファネルに学んだフルーティストで、指揮者としても活躍しました。作曲の分野では同音楽院のローマ賞を受賞し、フルートのための優美な独奏曲と室内楽曲の名曲を多く残しています。室内楽曲は、師タファネルとの共著『フルート教則本』や独奏曲の陰に埋もれがちでしたが、その一部は近年CDでも紹介されています。彼は1926年に、三重奏曲「ロマンティックな小品 [Fl.Vc.Pf]」「3つの水彩画 [Fl.Vc.Pf]」を纏めて作曲しました。この単一楽章の「ロマンティックな小品」はオペラ座の友人のG.Courrasに捧げられた作品で、安らぎの3部形式の小品です。Moderato 4/4[D]は3小節のピアノ前奏に導かれまろやかなチェロのメロディに誘われ、フルートがその楽句の模倣を重ね、美しい響きの旋律線の綾を聴かせ、ピアノ伴奏がそれに加わり更に分散和音で飾ります。中間部はModerato 6/8[D]はフルートのシチリアーノとなり、後にチェロが模倣し加わってきます。最後の1er Mouvement 4/4はチェロの旋律が再現され、それに中間部のフルートのシチリアーノが絡み合い曲を閉じます。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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