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このトリオは構築力のある4楽章で構成され、第1楽章はソナタの枠組みのみが存在し、5度音程([Fis-H]-[G-D]-B)のユニゾン前奏動機(他楽章に展開)が勇壮に幾度か鳴り響き、その間を縫って近代的ワルツ主題が顔を覗かせます。やがて変拍子の現代的ワルツに変わり、変奏されます。中間部では連打音と半音階的な上行旋律のフガート主題がワルツと交わりリズミカルに乱舞し、Meno mossoでは前奏動機の縮小5連符伴奏上に近代的ワルツ旋律が流れます。再現部は前奏動機が拡大されワルツとなって再び踊ります。第2楽章 6/8 は三部形式で、清楚なピアノの伴奏上に美しい牧歌風のシチリアーナ主題が奏でられ、ピアノ伴奏が徐々に華やかな分散和音を奏でます。第3楽章の前奏は「鳥が囀る」動機で始まり、主要主題はピアノの持続する4分音符伴奏上に哀歌が模倣されます。副主題は第1楽章の前奏動機が縮小し、「鳥の囀り」に変容し半音階的旋律が覆います。中間部では主要主題が現れ「鳥の囀り」動機が最高潮に達します。曲は最初に戻り新たな美しい旋律を奏でます。第4楽章は第1楽章の前奏主題動機が勇敢に攻め、それに激情した半音階旋律が付き纏い嵐の如く終始一貫して荒れ狂います。スタッフより
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