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フルート・アンサンブル FLASHの委嘱作品で、メンバーが5名であることから五重奏曲、全5楽章構成とし、各楽章のタイトルも5文字になっています。I.「おめでとう」4/4 [C] は上昇気流のように舞い上がる上行音階のフガート動機が全体に勢いよく飛躍します。中間部と後半はリズミカルなバロック風動機が対位法的に重なり合い、祝賀ムードです。II.「すみません」4/4 [d] の冒頭は1番フルートが感傷的に歌い、美しい響きの中でのお詫びです。後半 [F] からは三連符の分散和音伴奏に1番、2番フルートがユニゾンで美しく清々しいコラール風旋律を奏でます。III.「あいしてる」6/8 [C] の前奏ではワルツ風の旋律が1番フルートから2番フルートに模倣され、続くメヌエット風主題が優美に舞い、転調して情熱的なワルツに変身し、愛の歌を奏でます。後奏では前奏のワルツが回帰します。IV.「さようなら」4/4 [f] はオスティナート風音階の上で和声的に展開し、三連符の伴奏音形に乗って、お別れの挨拶が美しく交わされます。V.「ありがとう」2/4 [Es] ではバロック風の軽快なフガート主題が楽しく躍動します。中間部では1番2番フルートがユニゾンで感謝の意を語り、最後は冒頭主題に戻り華やかに幕を降ろします。八木澤教司は武蔵野音楽大学、同大学院を修了し、現在尚美ミュージック専門学校講師を務め、米国、欧州、アジアで活躍しています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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