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早熟の天才メンデルスゾーンは、8歳からツェルターに作曲を学び、10代には本格的に作品を書き上げていました。1829年3月、自ら指揮と通奏低音のピアノを担当して「マタイ受難曲」をベルリンで復活上演し、同年7月、初めてのロンドン訪問中に、フルート独奏のために書かれたのが「羊飼いの歌」です。出版は念頭になかったようですが、他にフルートのための作品は見つかっていないので大変貴重な存在です(メンデルスゾーン没後の1889年に出版された時、Berthold Touresによるピアノ伴奏パートが付けられました)。繰り返しをしても2分ほどの短さですが、メンデルスゾーンのインスピレーションを感じられる瞬間がいくつも見つかるでしょう。後半に登場する減7を暗示する音形ではマタイの合唱がどこかで関係しているようにも思われます。また、ウェーバーの「トリオ 作品63」の第3楽章「羊飼いの嘆き」が思い出されるなど、興味は尽きません。スタッフより
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