解説
リゲティはハンガリー生まれのオーストリアの作曲家で、現代音楽の発展に寄与しました。原曲は「ムジカ・リチェルカータ」で、曲は単音[A]から始まり、曲順が進むにつれて、徐々に音が増え、終曲第11曲で「12半音音階」が整う構造です。T. ギャロップ風に躍動する分散和音で構成された動機が各楽器で軽妙にリレーされ、後半は [C&G] に [Es] [E] が絡み現代的な響きを合成します。U. 6音 [f, g, as,h, cis, d] で構成され、Ob. Fg. Cl. が哀歌を美しく奏でます。最後は不協和音で寸断され、静かに消えます。V. 4度連続下行 [f-c/es-b/c-g] の伴奏音形が終始一貫して鳴り、まずフルートが美しい牧歌的旋律を歌い、後を追い次々とOb. Cl. Hr. Fg. が重なり神秘的に奏でます。W. 全体がトゥッティで一丸となって7/8の躍動するダンスをシンクロ・リズムで激しく躍りまくります。X. バルトークへの追悼曲で、追悼の鐘が不協和音で響き、逆付点音符の神秘の祈りが切迫します。Y. 現代的で軽妙な半音階的旋律が2度音程で並進行して不協和音を響かせ、競争します。最後は発狂的に不協和音を連打します。ニュース
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