解説
「無伴奏フルート・ソナタ 作品24」の旋律素材を基に書かれた木管四重奏曲です。1969年に当時のニューヨーク・フィルの首席フルート奏者J.ベーカー氏とその仲間により初演されました。全4楽章で構成された現代的な響きの作品です。第1楽章「不審そうな (Questioning)」は三部形式で、減8度の動機とその音程内で分散和音を構成する動機が組合わされており、現代的で不思議な跳躍旋律が各楽器によりポリフォニックに模倣されていきます。第2楽章「快活な(Jaunty)」は軽妙なスケルツォ、減8度の跳躍音程を持つ舞曲動機が各楽器で自由奔放に飛び交います。第3楽章「内省的な(Introspective)」は前奏、後奏、主題を含めて8度音程の動機の組合せで構成され、シチリアーナ風主題は変則的なリズムで歪められ流れます。第4楽章「粋な(Rakish)」は、無窮動的な分散和音動機が幾重にも重なって半音階的に進行し、4度累積和音の動機が自由奔放に躍動します。ニュース
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