解説
貴重な編成で書かれたピッコロ三重奏曲で、2020年に作曲され、翌年にNFA コンヴェンション(全米フルート協会)で初演されました。作曲者の解説には「この作曲にあたり人間関係、高潔さ、ユーモアを通して私の精神を高揚させました。それは世界でCovid-19の恐怖から大騒ぎとなり現実的に戦い始めた頃と時を同じにします。(要約)」と書かれています。単一楽章で、前奏主題と主要スウィング主題の2部構成で書かれ、3本のピッコロが対話、会話、応答してコミュニケーションするユニークな三重奏曲です。前奏主題 4/4 は神秘的で劇的な序曲で、古典的で哀しい旋律線が徐々に転調を重ね、急流から激流へと変奏され、次に繋がります。主要主題 4/4 はジャズとクラシックが融合され、ピアノの分散和音、全音音階等の多彩なベース・ランニングとジャズ・リズムのバッキングに乗ってリズミカル、コミカル、メロディックに歌い踊ります。ピアノの大胆な間奏は前奏主題を回帰させてクライマックスに達します。最後のコーダはスウィング主題が伴奏リズムに乗って乱舞します。(解説/佐野悦郎)ニュース
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