解説
アーノルドはイギリスの現代作曲家で、伝統的な書法で、親しみやすい音楽を書き続けました。ロンドン・フィルでトランペット奏者を務め、現役の時代から仲間のために優れた室内楽を多数残しています。この曲もその一つで、6つの自由な形式による小品で構成されています。I.Allegro energico 4/4はシンコペーションで躍動する分散和音主題がエネルギッシュに各楽器に引き継がれていきます。II. Languido 6/8 は「悩ましげ」(憔悴)の意味です。不穏な響きの中に、幻想的な半音階的主題が絡み合います。III.Vivace 3/8 は軽快な分散和音のスケルツォ風主題が華麗に協奏します。IV.Andantino は五度音程の動機がさまよい、オーボエが悲しげに哀歌を歌います。V.Maestoso 4/4は「荘厳に」の意味で、3人が一体になり勇ましくファンファーレを吹き鳴らし、堂々たる行進曲となります。VI.Piacevole 6/8 は「心地よい」の意味で、爽やかな英国風牧歌旋律が美しく静かに響きわたります。スタッフより
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