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F.ダンツィはドイツ・ロマン派の作曲家、劇場楽長で、若きC.M.v.ウェーバーを育てて彼の歌劇を上演したことでも有名です。この作品は古典協奏曲様式で書かれ、各楽章には優美な旋律が流れます。 第1楽章はソナタ形式。管弦楽(ピアノ)主題提示に導かれ、第1主題提示は威厳をもった旋律をクラリネットが奏で、フルートも加わり美しい響きの二重奏曲に発展します。第2主題は可愛らしい音階的旋律をフルートが奏で、クラリネットも加わり爽快な楽句を流麗に競い合い、展開部ではフルートとクラリネットが絶妙な協演を披露します。第2楽章はダンツィが劇場作曲家としての本領を発揮した美しい楽章。前奏に誘われて登場する愛のセレナードと哀歌を、軽やかな弦楽(ピアノ)伴奏上で、フルートとクラリネットが交互に歌劇のアリアの如く奏でます。第3楽章は木管楽器に精通した彼の力量が充分に発揮されています。軽妙なポロネーズのリズムに合わせてフルートとクラリネットが超絶技巧的楽句を競奏する様は圧巻です。 この場合のConcertanteとは協奏交響曲を指し、当時流行した複数独奏楽器群と管弦楽とが協演する多重協奏曲です。ちなみに、何故か作品41は同番号にピアノと木管四重奏の作品(ニ短調)が存在し、混同されています。スタッフより
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