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フランス革命の激動の時代を生き抜き、初代のパリ音楽院教授として活躍したF.ドヴィエンヌの音楽は、W.A.モーツァルトを彷彿とさせ、時代は激変してもなお宮廷音楽の典雅な響きに、ロココ時代の優雅な旋律を感じさせます。彼のフルート室内楽の大半はフルート二重奏曲ですが、このような弦楽器との二・三・四重奏室内楽曲も多く残されています。この優美な6つの協奏的二重奏曲[D.G.c.F.C.D]は、希少価値があり、各曲は創意工夫され書かれています。第1楽章は第4番を除き古典派初期の爽快なソナタで書かれ、第2楽章は第2、4、5番を除き典雅なロンド形式で書かれています。調性等詳細は、I.ソナタ[D]=ロンド[D-d]、II.ソナタ[G]=ソナタ[G]、III.ソナタ[c]=ロンド[c]、IV.前奏[F]=ソナタ[F]、V.ソナタ[C]・主題[C]と2つの変奏曲[C]-[C]、VI.ソナタ[D]=ロンド[D-d]です。なお、各ソナタは第5番(変奏曲付き)を除き、楽章間の切れ目なく通して演奏されます。ちなみに、同世代のF.A.ホフマイスターの同編成の「3つの二重奏曲(Op.13, 34, 37)」(全9曲)が共に有名なレパートリーとして知られています。 (解説/佐野悦郎)スタッフより
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