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ピエール・サンカンは、フランスのピアニスト兼作曲家です。パリ音楽院のピアノ科教授を長らく務めており、日本との縁も深く何度か来日しています。このソナチネは、1946年に、すなわち第2次世界大戦直後のパリ音楽院卒業コンクール課題曲のために書かれ、当時、同音楽院フルート科教授であったガストン・クリュネルに捧げられています。曲は、モデラート、アンダンテ・エスプレッシーヴォ、テンポ・アニメの3つのつながった部分から成り、橋渡しとして、フルートとピアノそれぞれにカデンツァが用意されています。モデラートの部分は、水の流れるような繊細な音楽で、それにふさわしい音色と精妙なアーティキュレーションの吹き分けが要求されるでしょう。短いが印象的なピアノのカデンツァをはさんで、現われるアンダンテの部分は、静かな旋律からダイナミックに展開します。次いで現われるフルートのためのカデンツァの終わりに次のテンポ・アニメのモチーフが現われ、そのままピアノに引き継がれてめまぐるしく展開してゆきます。全体にラヴェルの影響が見られます。(解説/三上明子)スタッフより
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