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この『三重奏によるソナチネOp.85』は古典形式を模した組曲であり、ピアノより、むしろチェンバロの響きを強く意識した新古典主義風な作品です。第1楽章Assez anime 4/4はピアノが躍動する中で、行進曲風主題を楽しく軽やかに二重奏[Fl.&Cl.]で協奏します。第2楽章Assez vif 6/8は流麗で優美な舞曲(早いワルツ)を二重奏[Fl.&Cl.]で舞い、ピアノがそれに応答します。第3楽章Tre lent 4/6[Fl.&Cl.]が仲良く叙情的なシチリアーノ風二重奏の旋律を奏でます。第4楽章Anime 2/4は民族舞踊で力強く、また軽妙で技巧的にトリオを繰り広げます。 F.シュミットはドイツ系の近代フランスの作曲家で、19世紀末から20世紀前半の現代音楽への道を開拓し、フルート界では『四重奏曲Op.106[4Fl.]』で知られています。彼はパリ音楽院で和声をTh.デュボワに、対位法をジェダルジュ、作曲をマスネ、フォーレらに学びました。印象主義音楽の影響を受け、「国民音楽協会」に属しながら、「独立音楽協会」を結成し、後にリヨン音楽院及びパリ音楽院の院長をも歴任しました。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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