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ジャン・リヴィエは、パリ音楽院に学んだフランスの作曲家です。ミヨー等と共に、両大戦間、そして第二次世界大戦後にフランス現代音楽の発展に貢献し、作品も多く発表しています。職人的に練達した書法で書かれたこのソナチネは、「父の思い出に」 と記され、彼の人間性を感じさせる作品となっています。第一楽章アレグロモデラートは、ソルフェージュの王国フランスの音楽らしい、シンコペーションなどリズムの豊かさに満ちた爽やかな楽章です。古典的な形式に忠実に、活発な第一テーマとのびやかな第二テーマを対比させて集約された書法となっています。ゆっくりとした第二楽章は、回想するようなフルートのテーマから始まります。この楽章では特にピアノパートが念入りに書かれ、同じフルートのメロディーに違った背景を描きだしています。第三楽章は打って変わっておもちゃ箱をひっくり返したような楽しい音楽。突然、フルートとピアノの右手がユニゾンになったりしてびっくりさせる仕掛けも飛び出します。全体に極めて明確なアーティキュレイションが要求されます。(解説/三上明子)ニュース
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