私が初めて「笛」と出会ったのは小学2年生の時でした。最初はリコーダーに興味を持ち、ある時楽器店で見たピッコロに心を奪われ、それがきっかけとなり小学校のブラスバンド部でフルートを始めました。
そして、小学5年生で初めてフルートのレッスンを受けたのがなんとここ、ムラマツのレッスンセンターでした。

その後ドイツやスイスで留学生活を送る中で、様々な国から来た音楽家と出会い、音楽という共通言語があることの素晴らしさを身をもって実感しました。
そうして彼らの演奏を聴いているうちに気づいたことがあります。それは、音楽を表現するには技術ももちろん必要ですが、それ以上に「音楽が好きで好きでたまらない」という純粋な気持ちを持っている人の演奏が一番魅力的だということです。

演奏者としての役割は、自身が心から美しいと思っている音楽を人々に届け、共有するということだと私は思っています。特に生演奏はその瞬間、その場の化学反応によって引き出される音楽であり、二度と同じ演奏はできません。たとえ聴衆が1人だったとしても、録音では絶対に取って代わることのできない価値があります。皆さんにも是非、音楽を人と共有する素晴らしさを経験していただきたいです。

私のレッスンでは、日本、アメリカ、ヨーロッパで様々な先生の元で勉強した経験を生かし、一つのメソッドに拘らず、1人1人の感性や強みを生かした演奏ができるようサポートしていきます。
フルートという楽器を通して、皆さんと素敵な音楽を共有できることを楽しみにしています。