フルートを始める前にはオペラを夢中になって聞き漁った時期がありました。弦楽器のソロや室内楽の素晴らしい演奏を聞くのは無上の喜びです。でもちょっとしたはずみで自分の演奏する楽器はフルートになってしまいました。フルートは音楽を表現する一つの手段です。歌、弦、ピアノ、オーケストラ等、古今の名演奏にもっともっと皆さんも触れてみてください。

私はどうやら生徒達や周りの人々からソフトなイメージだと思われているようです。しかし、実のところ心の中にはいつもフルートと音楽に対する熱い思いがあります。たぶんフルートを吹く多くの人がそうであるように、私も二十数年前にやっとの想いで最初の楽器を初めて手にしたときの感動は今も忘れられません。

これからも情熱を持ち続けて笛にかかわり、生徒たちやコンサートを聞いてくださる方々とそれを分かち合っていきたいと念じています。