皆さんこんにちは!

小学生の時、フルートを初めて目にし、ふと「やってみようかなー」と手にとり、今に至ります。
三日坊主が大の得意であったので、ここまで続けてこられたのは、「フルートの力、音楽の力なのか!」と今になってビックリしています。

フルートを始めたのが、直観であるとするならば、高校、大学、大学院と勉強する場所を決めたのも巡り合わせというか、出会いがとっても幸運だったこともあると思います。

大学を卒業したのち、ドイツのシュトウットガルトという街へ留学することに。
初めは新しい世界の全てが新鮮で、また色々な違いにも戸惑いましたが、それをサポートしてくれたのも、フルートクラスの様々な国から来たクラスメイトでした。
イタリア、フランス、スペイン、イスラエル、ハンガリーなど、育った国も違えば、聞いてきた、また見てきた風景も違うのに、フルートという共通項があるからこそ出会えた掛け替えのない仲間たちです。

又、ドイツでお世話になったフォルミザーノ先生は「言われた事、楽譜に書いてある事をただやるのではなく、その音楽を自分自身の感情、そして歌にして伝えなさい」と、当時、ミラノスカラ座首席フルート奏者として共演された歌手の方々の身体の使い方などを引き合いに出し、見本として数々のオペラのメロディーをレッスンで吹いてくださいました。
レッスンの時はクラスメイトの演奏を聴きあい、自分に足りない物は何か?皆でディスカッションしあった時もありました。
信頼し、尊敬する先生の元で、そしてクラスメイトと過ごした時間は何事にも代えがたい日々でした。

出会いや見る風景、感じる想いなど、一人一人違うからこそ面白く、色々な人と 話したくなるように、皆さん自身の音楽、フルートの音色を聞かせてもらえるのを楽しみにしています!!