「心の中で歌いながら吹いていますか?」
これは私がレッスンの時によく生徒さんにかける言葉です。

たとえば、オクターヴの吹き分けや音の跳躍ができない、音もリズムも取れているがアーティキュレーションやフレーズがうまく表現できない、ブレスが上手にできない、このような時、多くの生徒さんは楽譜から読んだ音符やリズムを指に伝えて吹いているように思えます。

最初から心の中でというのは漠然としてわからないかもしれません。
そんな時にはまず、その部分を声に出して歌ってみてください。
初めはうまく歌えないかもしれませんが、イメージを持って繰り返しているとだんだん歌えるようになります。
そうしたら、今度は声で歌ったように心の中で歌いながらフルートを吹いてみてください。
必ず良い結果が得られると思います。

音を出すエネルギー(息)や横隔膜や声帯の使い方など、フルートを吹くことと歌うことはとても似ています。
歌を聴くのは好きだけど歌うのは苦手!
そんな方は是非フルートを始めてみませんか?
フルートは楽しいですよ!