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パリ音楽院では和声、対位法、作曲を学び、ローマ賞やレオ・ドリーブ賞など数多くの賞を受け、1973年には彼の全作品に対してSACEM(作詞家作曲家楽譜出版協会)よりディディエ・モープレー賞を、77年にはSACD(劇作家演劇音楽家協会)よりモーリス・イヴァン賞を受賞しています。 また文学活動ではジャン・コクトー賞も受けています。 組曲「エオリアン」の題名はギリシャ神話の風神「アイオロス」から名前が付けられた、自然の風で鳴る楽器「エオリアン・ハープ」から由来するものと思われます。 曲は4つの短い楽章(舞曲)から成り、それぞれに副題が付いています。 第一楽章は飛び跳ねるという意味の「サルタレッロ」 第二楽章はワルツで描かれる「馬の曲乗り」 第三楽章はシチリアーノ風の「バランセル(ブランコ)」 第四楽章は軽快な二拍子で「いたずら」を表しています。 ベルトミューはこの曲の他にも「猫」や「アルカディ」などフルートアンサンブルの名曲をたくさん残しています。 フルートを吹かれる方は必ずどこかでベルトミューの作品と出会うことでしょう。 |