❹自宅で自由に音が出せない時は・・・

また、ご自宅で自由に音が出せないという状況の方もおられると思いますので、そんな方のための練習方法をご紹介しましょう。まずは楽器を普通に組み立てて、音が鳴るか鳴らないかくらいの超微弱な音量で音を出す練習です。これは“ホイッスルトーン”とは違い、通常の音の鳴らし方でただただ音量を弱く吹く、ということです。かすかな弱音を出すためには非常に細いアパチュア(息穴)と繊細かつ安定した息使いが必要なので、予想以上に難しいと思います。他の練習方法として、楽器は組み立てた状態で、膝の上に楽器を立てて指の練習をする、という方法もありますね。これらの練習方法は、私自身も旅先のホテルの部屋(普通に吹いたら周りに迷惑がかかる場所)などで時々行っています。