❷チェストアップ*

ある日、本当に自分で思いついたのです(笑)!が、調べたら全く同名でアメリカ人のトランペット奏者が20c.に提唱しておられました。

スッと背筋を伸ばし、重力あるいは筋力の衰えによって若干下垂してしまっている内臓を、お腹を引き締め(骨盤底筋=会陰≒オシリの穴を引き上げる)、背中はそらさずに、インナーマッスルで持ち上げるようにして“本来の位置”に納めます。肩で吊り上げるのではありません。それにより自然と胸の前側がゆったりと拡がり、それに伴って肩も自然と上へ、外側へ持ち“上がり”、喉も開けようとしなくても開かれた状態になります。


*脚注「チェストアップ」
ある日、立ちながら自分のおナカを見て思いました。『ん?私の内臓、寝てる時と同じ場所に無い(汗)』
皆さんも“立った時の内臓の位置”というと、理科室にある“人体解剖図”を思い浮かべると思いますが、実際には、あんなにぴたりとキレイに納まっている事はなく、ほとんどの人は、地球に引っ張られ、筋力で支えきれずに若干下垂しているのではないでしょうか。
『ポッコリの全部が脂肪では無いはず!』鏡を見ながら、お腹を引き締めるつもりでへこませてみると、普段気を付けている背中のソリは自然に取れて真っ直ぐに伸び、内臓は居場所を求めて肋骨の方へ持ち上がり、胸の前側が広がり、結果やはり気にしていた内向きの肩が自然と外に広がったのです。そしてそのまま息をしてみると、喉をわざわざ開けようとしなくても既に十分広がっている状態で、呼吸しても全く抵抗がない。この事に気づいた瞬間も、忘れられません!この下がった内臓をそのままに肩を外に引っ張ったり喉を広げようとしても、無理なわけです。
直ちに周りの人にも試してもらい大きく効果が見られたので、教えに行く乗り物の中で『何かシンプルな名前をつけよう!・・“チェストアップ”はどうかな!』他のものと混同しないかネットで検索してみると・・・何と全く同名で、20cにアメリカ人トランペット奏者クラウド・ゴードン氏が既に提唱していらっしゃいました。
人類史上初めて私が気がついたのではなかったのは少しだけ残念でしたが(笑)大いなる確証を得て、偶然この名前を思いついた事を幸運に思っています。
余裕のある方は是非彼の名前で検索し著書もご覧になってみて下さい。アメリカ人ならではのユーモラスなイラスト付きです。