[訳注]リリー・ラスキーヌ(1893-1988)
フランスのハープ奏者。パリ音楽院でアルフォンス・アッセルマンに師事し、13歳でプルミエ・プリを受賞し卒業。16歳で女性として初めてパリ・オペラ座管弦楽団に入団。1934年、フランス国立放送響(現フランス国立管)の創設時にもハープの首席奏者となり、以後世界的なキャリアを積む。エラート・レーベルと契約し、多くの録音によりハープ音楽の普及に貢献し、母校のパリ音楽院教授としても多くの後進を育てるなど、音楽界に大きな足跡を残した。