[訳注]ワシリー・カンディンスキー(1866-1944)
モスクワ出身だが、ドイツおよびフランスで活躍し、両国の国籍を取得した画家、美術理論家。抽象絵画の創始者として知られる。ミュンヘンで絵画を学び、新ミュンヘン美術家協会会長にもなるが、ロシア革命後祖国に戻る。しかし、スターリンにより前衛芸術が軽視されるようになると再びドイツに行き、バウハウスで教鞭を執るが、今度はナチスによりバウハウスが解散させられると、フランスに活路を求め、パリ近郊で没。