1844年にパリを一周する城壁が作られ、第一次世界大戦後1919~29年にかけて解体された。
場所は、現在のペリフェリック(パリ環状高速道路)の内側。城壁は、厚さ3.5m、高さ10mで、外に通じる門
があり、門があった所が現在porte~となっている場所。壁の外に幅40mの堀(窪地)があり、壁の要所に見
張り場所が作られた。例えばタファネルの家はこの壁の内側200mくらいの場所のパリ市内にあったので自
宅から見えていたかもしれない。タファネルの家から北東へ1kmほど、サンラザール駅からの鉄道に沿っ
た場所にアルベール・ルーセル通りがあるが、ここでは城壁の一部が今でも残っている。1900年開通予定だ
ったメトロはこの城壁の外側まで路線を作る予定だったが、政府から禁止された。これは戦争時メトロ路線
からの敵の侵入を防ぐため。
Porte de versaille(ポルト・ド・ヴェルサイユ) の写真1913年