1663年に創立された賞で建築、絵画、彫刻、版画、各部門に分かれ、1803年に作曲が加わった。作曲部門はまず音楽院内で予選(対位法、和声、フーガ)が行われ、4~5週間後に作品を提出する。作品は指定されたテクスト(詩など)に1声から多声の歌唱とオーケストラを付けた曲(たいていはカンタータ)で、最終審査は芸術アカデミーの会員全員による審査。受賞するとローマにあるヴィラ・メディチに2年(第二大賞はそれより短い)滞在し作品を作る。全ての費用は政府が負担し、他の国への遊学費用も政府が負担、最大5年間の経済的援助が受けられる。