ジネット・ケレール氏

1951年ローマ大賞2等賞の次席。ナディア・ブーランジェ、オリヴィエ・メシアンに作曲を師事。
アナリーゼクラスは一クラス6人ほどで2時間、途中でおやつタイム(教授が何かおやつを持ってくる。ケレールクラスだけ?)があった。卒業試験課題曲 Chant de Parthénope のParthénopeとは、フランス語で書いているが元々は古代ギリシャ神話の中に出てくる「水の精」の事で、美しい歌声で漁師たちを惑わす。フランス語のシレーヌ、ドイツ語のウンディーネ、英語のサイレンに相当するもので、この題名の場合古代ギリシャ語の発音からパルテノプではなくパルテノペが正しい。「パルテノペの歌」
カステレードは休日のフルート(3fl/4fl)が有名だが1980年パリ音楽院卒業試験課題曲としてCiels(空/そら)を作曲。私は年度末試験課題曲として演奏した。
デュファイは1982年のパリ音楽院卒業試験課題曲としてContrastesを作曲。これは私の卒業年度の課題曲。
ブートリーは1955年のパリ音楽院卒業試験課題曲としてConcertinoを作曲している。