イタリアの笛吹き
Flautisti Italianivol.2 アンドレア・グリミネッリ



11歳よりフルートを始める。パリ音楽院にてジャン=ピエール・ランパルに師事し、またサー・ジェームズ・ゴールウェイからも指導を受ける。在学中にストレーザおよびアレッサンドリアの音楽コンクールで優勝を果たし、名誉ある「パリ賞(Prix de Paris)」を受賞。
1984年、ルチアーノ・パヴァロッティに見出され、25歳でニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにて国際デビューを飾る。以降、ヨーロッパ、日本、南北アメリカなど世界各地で演奏を重ね、世界有数のオーケストラや指揮者たちと共演。ミラノ・スカラ座、カーネギーホール(ニューヨーク)、サントリーホール(東京)など、著名なホールにも登場している。
1991年にはイタリア共和国大統領より騎士(カヴァリエーレ)の称号を、2003年には同国の功労勲章(ウフィチャーレ)を授与される。
現代作品の初演にも積極的に取り組んでおり、カルロ・ボッカドーロ、ファブリツィオ・フェスタ、エンニオ・モリコーネ、三枝成彰らによる、フルートとオーケストラのための作品を数多く世界初演している。
録音活動にも精力的で、数多くのCDを制作。またその活動はクラシックにとどまらず、エルトン・ジョン、ジェームズ・テイラー、スティングなど国際的なポップアーティストとのコラボレーションも行っている。
CD-ID:8692
グリミネッリ・プレイズ・モリコーネ
グリミネッリ自身が大ファンであるという映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネへのトリビュート・アルバム。モリコーネの美しい旋律がたっぷり味わえる心温まる1枚です。スティング、ズッケロ、ネックといった世界的シンガーとも共演しており、ジャンルを超えた豪華な共演者も聴きどころでしょう。グリミネッリの美しく澄んだ音色がモリコーネの音楽に優しく寄り添います。
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W.A.モーツァルト:フルートと管弦楽のための作品全集
ロージャー・ノリントン指揮、カメラータ・ザルツブルクとの共演によるモーツァルトのフルート協奏曲全集。細部にこだわった繊細さもありながら、輝く音色で爽快なモーツァルトを響かせています。2003年の録音、様々なジャンルのアーティストと共演をしているグリミネッリですが、このCDもノリントン×グリミネッリから生まれた相乗効果により、魅力的なモーツァルトが誕生しています。
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ロッシーニ:木管四重奏による序曲集
G.ロッシーニのオペラの序曲をフルート、クラリネット、ホルン、ファゴットの四重奏に編曲した作品を集めた1枚。編曲はロッシーニと同じ時代を生きたイタリア、ジェノヴァ出身のクラリネット奏者のV.ガンバロ(1785-1828)によるものです。それぞれの奏者の卓越した技術と音楽性が聴きとれる珠玉のアンサンブルとなっています。原曲の序曲が持つ高揚感をそのまま味わえる名アレンジです。
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三枝成彰セレクションVol.3
このフルート協奏曲はグリミネッリの委託により作曲され、2003年7月23日サントリーホールで開催された「三枝成彰2003新作コンチェルトとオペラ」にてグリミネッリ自身により初演されました。弦楽合奏とホルン、打楽器にサキソフォーン8本のアンサンブルが重なる特殊な編成で、オーケストラとはひと味違った響きを生み出しています。ロマンティックなメロディーと溢れるエネルギーが調和したフルート協奏曲です。グリミネッリの類まれな音楽センスが輝く演奏をぜひお聴きください。
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フルートとギターのためのイタリア音楽
ギター音楽の大家M.ジュリアーニ(1781-1829)、ギタリスト・歌手・作曲家など才能溢れるL.レニャーニ(1790-1877)、天才N.パガニーニ(1782-1840)、イタリアオペラを代表する作曲家G.ロッシーニ(1792-1868)といった、19世紀に活躍したイタリア人作曲家によるギター作品を収録。イタリアの女性ギタリスト、フィロメーナ・モレッティとの共演です。グリミネッリの明るく澄んだ音色が秀逸です。
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