解説
「ランパル追悼演奏会」 東京文化会館での演目の一つで、その際 「エコー」 効果を出すために舞台裏と舞台袖で二重奏を演じて話題になった作品です。表題の通り、各楽句が 「f & p」 で応答しあい、遠近効果をねらって書かれたユニークな作品です。古典様式の3楽章構成 (アダージョ−メヌエット [トリオ付] −プレスト) で書かれており、原曲はハイドンの 『ディヴェルティメント 変ホ長調 (六重奏曲 2Vn.Vc.×2) Hob.II/39』 で、この編曲作品として、1793年にパリのImbaultから出版され今日に至りました。しかし、近年の説では、ハイドン目録の 「付録N:疑わしい作品、偽作、抄録」 の欄に記載されています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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