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スタッフのおすすめ楽譜 STAFF'S RECOMMENDATION
30000点以上もある中から、様々な目的に応じた楽譜を見つけるのは大変なことです。
このコーナーでは、ムラマツのスタッフが、長年の経験から「これは!」と思う楽譜をご紹介します。
フルートだけではないフレンチ・スクール1(Fl.Hn.Pf/Vn.Hn.Pf)
TRIO NR.1
楽譜ID : 34035
デュヴェルノワ、フレデリック / Duvernoy, Frederic
三重奏曲 第1番
TRIO NR.1
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フルートの演奏法、レパートリーに関しては19世紀後半から20世紀にかけてのフランスの演奏家、作曲家の影響が大きく、「フレンチ・スクール(フランス楽派)」という言葉をよく耳にします。長らく連邦国家の時代が続き地方分権が進んだドイツとは異なり、ルイ14世の絶対王政以来の中央集権体制が共和政になっても根強く残ったフランスでは、音楽においてもパリ音楽院(コンセルヴァトワール)を頂点としたヒエラルキーが確立し、大きな影響を及ぼしました。よって、フルート以外の楽器でも、フランス独自のスタイルが花開くこととなります。そこで、様々な楽器の奏者が作曲した作品を取り上げ、フランス音楽の伝統や特徴を探っていくことに致しましょう。

第1回目はホルンのフレデリック・デュヴェルノワ(1765-1838)を取り上げます。彼は1795年のパリ音楽院創設時の初代ホルン教授の一人となり、1815年まで務めました。フランソワ・ドヴィエンヌとほぼ同世代です。1797年にはオペラ座管弦楽団に入団し、1799年に首席奏者となるなど、当時のフランスを代表するホルン奏者です。ホルンのフレンチ・スクールというと、パリ管弦楽団の前身、パリ音楽院演奏協会管弦楽団の時代の、ピストン・ヴァルヴの上昇管ホルンによるヴィブラートたっぷりの演奏スタイルを思い起こされる方もいらっしゃるでしょう。しかし、20世紀のロータリー・ヴァルヴ対ピストン・ヴァルヴの対立の前に、19世紀においてはヴァルヴ・ホルン対ナチュラル・ホルンの対立がありました。フランスの19世紀の奏者たちは、ナチュラル・ホルンのハンドストップの技術を磨き上げ半音階を難なく吹きこなしていたため、当時の気密性が良くないヴァルヴ・システムの楽器は音色が悪いと敬遠していました。よって当時のフランスの管弦楽法においては、1、2番ホルンがナチュラルで音色重視の旋律を吹き、3、4番ホルンがヴァルヴで半音階的パッセージを担当する混合編成が一般的でした。楽器製作技術、演奏技術の進歩によりホルン・セクションがヴァルヴ楽器で統一されるようになるのは19世紀末のことです。
ホルン三重奏曲といえばブラームスのものが有名ですが、彼も実はナチュラル・ホルンの音色を好んでいました。現在の楽器よりもベルが小さく、さらにストップ奏法によりベルを塞ぎますので、音量が小さめで音色も多少暗くなりますが、室内楽としてはバランスが取れているように思われます。最近では古典作品を演奏する際にナチュラル・ホルンやナチュラル・トランペットを採用するオーケストラもありますので、試してみるとフルートの方にとってもアンサンブルの響きの作り方で、新たな発見があるかもしれません。楽曲は単一楽章ですが、少し深刻そうなアダージョに続いて、典雅なサロンの雰囲気のカンタービレ、牧歌的とはいえ快活なアレグレットの3部からなります。
(2023年4月記)【中級者向け】 演奏時間:約9分  (M.N.)
日本人作曲家の名曲を紹介します(Fl.Pf)
FANTASY
楽譜ID : 30151
石川榮作 / Ishikawa, Eisaku
幻想曲
FANTASY
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作曲者の石川榮作は、伊豆・下田に生まれ教員として勤めていた人物です。
故郷への感謝の気持ちを表現しこの曲を作曲したそうで、日本的でどこか懐かしい雰囲気を持ちます。「海」「祭」「峠」の3部構成で、演奏時間18分強の大作です。
第1楽章「海」“荒々と“の演奏指示から始まり、海の美しさと荒々しさの両面が表れた曲です。後半の長いカデンツァが印象的です。
第2楽章「祭」フルートの旋律はお囃子の笛、ピアノの音型は太鼓を表しているかのように終始賑やかで勇ましい曲です。後半にフラッターが度々登場します。
第3楽章「峠」ピアノの粛々とした長い前奏から始まります。哀愁のあるフルートのメロディーが徐々に情熱的な盛り上がりを見せて感動的に幕を閉じます。
テクニックとメロディーの両方を魅せることが出来る曲なので、コンサートのメインとしても使用できそうです。
是非、日本人の美しい感性に触れてみてください。
【中・上級者向け】 演奏時間:約18分 (HS)
発見!フルートで吹くダークタンゴ!(Fl.Pf)
TANGO VARIATIONS
楽譜ID : 27431
ベンソン、クリフォード / Benson, Clifford
タンゴ・ヴァリエーションズ
TANGO VARIATIONS
詳細情報はこちら
クリフォード・ベンソン(1946-2007)はイギリス生まれのピアニストで、フルートを嗜む皆さんの中にはウィリアム・ベネットの伴奏者といえばピンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ベンソンによるフルートとピアノの作品は今回ご紹介する「TANGO VARIATIONS」と、ベネットの誕生日に寄せて作曲された「A SONG FOR WIBB」(絶版)があります。
さて、この作品は1つのテーマと3つのヴァリエーションにより構成されています。
皆さんはタンゴというと明るいイメージなどを持たれるかもしれませんが、この曲は暗く、うねるようなテーマをもって始まります。
VAR.1【Allegro vivace e gusto】はテーマのダークな雰囲気からは打って変わって、快活な変奏となっています。
VAR.2【Andante espressivo】は表情豊かに歌い上げます。次に続くヴァリエーションへの持っていき方にも注目です。
VAR.3【Prestissimo con fuoco】はノリが良いリズムと共に始まり、そこから徐々にテーマに戻っていきます。
テーマではピアノが奏でる2拍子は典型的なタンゴのリズムですが、それに乗るダークなフルートの旋律がなんとも忘れられない一曲です。
【中・上級者向け】 演奏時間:約5分 (M.R.)
新刊紹介(Fl.Guit)
TRISTEZA
楽譜ID : 37040
カリエンド、クリストファー / Caliendo, Christopher
トリステーザ(悲しみ)
TRISTEZA
詳細情報はこちら
作曲者のクリストファー・カリエンドは現代アメリカの作曲家・ギタリストで、タンゴやフラメンコなどを素材にしたワールド・ミュージックと呼ばれるジャンルで活躍しています。ギター音楽だけでなく、交響曲や室内楽なども書いていて、フルートの曲もたくさんある人気作曲家のひとりです。
この度ご紹介するのは、本人曰く「タンゴ・アダージョ」というもので、イタリアに住む自身の叔母が自分の人生を振り返る姿になぞらえたものです。
タイトル通りひっそりとした悲しみをたたえた哀愁のタンゴですが、中間部では甘い思い出に浸るような穏やかで優しげなメロディーも流れる、親しみやすく美しい曲です。
フルートもギターも技巧的には難しくありません。アンコールやちょっとしたサロンコンサートなどにも使えるでしょう。ギターとの新しいレパートリーをお探しの方におすすめします。
【中級者向け】 演奏時間:約5分 (T)
フルート・ピアノ/Fl アンサンブル/フルートと他楽器/Flソロ、エチュード/書籍、その他/
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