解説
J.C.ノード(ノド)はフランス18世紀前半にパリで活躍したフルーティスト兼作曲家です。ギャラント様式とイタリア様式を融合させた気品ある二重奏曲 [Op.3, 5, 6 ,10 ] etc.を1727-37 年の十年間に発表し、それらの様式は同世代のブラヴェ、ボワモルティエの作品にも反映されました。この典雅な 『6つのソナタ Op.5 [D, A, e,G ,g, d] 』 は当時の 「教会ソナタ」 とは多少異なるフランス独特な混合様式で書かれ、緩急 (急緩) の対位法的な1・2楽章に 《対になった舞曲》 を幾つか加えて多楽章構成になった作品です。Nova版はパリ音楽院図書館所蔵 [No.D-8790] の初版 [Boivin,1728] に基づき現代実用譜 (2段譜) に校訂再版された原典版です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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