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湯浅譲二は、独学で作曲を始め、1951年、瀧口修造、武満徹、秋山邦晴らと <実験工房> を結成しました。作品は、オーケストラ、室内楽、劇場・映像用音楽、コンピューター音楽など広い分野にわたっています。この曲は、湯浅氏の信頼する友人、小泉浩氏の卓越した技術と音楽性に触発され、同時に挑戦しながら作曲され、小泉氏によって1978年に初演されました。「ドメイン」 (領域) とは、1本のフルートで達成可能な領域を探査し、また拡張して新しい世界を作り上げるという意味が込められています。重音奏法、特殊なアタック、またタンギング、そしてホイッスルトーンによる旋律線など様々な奏法が随所に交えられていますが、それらが総合されて、1曲を流れる時間が、作曲者の独自な観点から織りなされていて、日本の伝統的な音楽を支える時間への感性を呼び起こさせます。現代日本のフルート作品の大事なレパートリーと言えましょう。(解説/三上明子)ニュース
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