解説
フランス現代教育管楽器作品で有名なJ.M.デュファイ (1932- ) は、フルートのための 『6つの練習曲 (1981) 』 を皮切りに 『6つの演奏会用小品 (3Fl, 1982) 』、『6つの演奏会用小品 (4Fl) 』 [Score付き] を発表しました。彼の音楽の特徴はフランスの伝統的な様式に現代的な半音階連続進行や12音技法的な展開にあると考えます。前述のこの2つの室内楽の魅力は 「アンサンブル・テクニック」 と 「新しい響き」 あり、それらの感性を養ってくれます。各楽章のタイトルはありませんが、それぞれに種々のアンサンブル技法が駆使されています。I.楽章 4人の基本合奏II.楽章 2人+2人の合奏III.楽章 二重奏同志の受け継ぎIV.楽章 4人 (2+2or4) の合奏V.楽章 難所、各人の引継ぎ (1→1→1→1→) の合奏VI楽章 各ソロと和声の基本合奏「フルート・アンサンブル・テクニック」 の枠を集めた重要な作品であり、四重奏団必須の教材です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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